(独)農業・食品産業技術総合研究機構は9月4日、今年度新たに創設した外部の研究者から研究課題を公募し研究を委託する「イノベーション創出基礎的研究推進事業」の採択課題を発表した。
この事業は、組織の壁を越えて大学、独立行政法人、民間企業などの研究者からイノベーション(技術革新)を起こすような優れた研究課題を公募し、選考・評価委員会の審査で決まった課題についてその研究を提案者に委託するというもの。
今回は、技術シーズ開発型研究241課題、発展型研究60課題の計301課題の応募の中から技術シーズ開発型研究25課題、発展型研究11課題の36課題が採択された。
36課題の中には、「筋肉老化を防ぐ抗ユビキチン化ペプチドおよびフラボノイドの開発」、「次世代DNAシークエンサー(DNA塩基配列分析装置)を活用したゲノム(全遺伝情報)育種基盤技術の開発」、「全アミノ酸同時計測用バイオチップの開発」などが含まれている。
No.2008-34
2008年9月1日~2008年9月7日