(独)国立科学博物館は、5月3日から6月7日まで同館の筑波実験植物園(茨城・つくば市)で「クレマチス展」を開催している。クレマチスは、キンポウゲ科の植物で、種類は約300種に及ぶ。茶の湯の席でいけられる茶花(ちゃばな)として知られるテッセンは、このクレマチスの仲間。カザグルマも日本原産のクレマチスで、この花を江戸時代に来日したドイツ人医師のシーボルトが欧州に紹介したのがきっかけとなって世界的なクレマチスの園芸ブームが起こったといわれている。筑波実験植物園のクレマチス園は、日本有数の鑑賞展示会場で約200種類、1000株のクレマチスが地植えで育てられている。通常の入園料(一般300円)で鑑賞できる。問い合わせは、同館筑波地区事務部(TEL 029-851-5159)へ。
No.2008-17
2008年4月28日~2008年5月4日