産総研がイノベーションの源泉で講演会

 (独)産業技術総合研究所は、5月27日午後3時からつくば市(茨城)の同研究所つくば中央共用講堂で「第23回産総研・技術情報セミナー」を開催する。今回は、東京工業大学大学院の藤村修三教授が「イニベーションの源泉としてのAT&Tベル研究所」と題して講演する。米国AT&Tのベル研究所は、1925年に設立され、これまでに6つのノーベル賞を受賞し、トランジスタをはじめ、レーザー、CCD(電荷結合素子)、太陽電池など現在のエレクトロニクス産業の根幹を成している技術の多くを生み出してきた。講演では、1990年以前のベル研究所がなぜあれほど多くの研究成果を出すことができたのか、そして1990年以降の急速な衰退に改組がどう影響したのか、についての調査結果を報告する。参加は無料。定員は100人(要申し込み)。問い合わせは、産総研技術情報部門・関根重幸氏(TEL 029-862-6122)へ。