「世界寺子屋運動」を支援:宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構は3月8日、(社)日本ユネスコ協会連盟が推進している「世界寺子屋運動」に同機構の陸域観測技術衛星「だいち」が撮影した画像を提供して同運動を支援していくことになったと発表した。
 世界には、働かなければならなかったり、学校が近くにないなどの理由で学校に行けない子供が9900万人もいるといわれる。世界寺子屋運動は、学校に行けない子供や教育を受けていない大人に読み書きや算数を学ぶ「寺子屋」を提供する日本ユネスコ協会連盟のワールド・ワイドな活動。1989年からこれまでに世界各地に設けた寺子屋で学んだ人は75万人にも達する。
 今回の同機構の支援は、「だいち」が撮影した寺子屋周辺の画像を通じ、寺子屋で学ぶ人に地球の中での自分たちの位置を知ってもらおうというもの。
 支援の第一弾としてこのほどアフガニスタン・イスラム共和国のセンジッド・ダラ村にある寺子屋に「宇宙から見た寺子屋」周辺の画像を贈呈した。

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