月探査衛星に100万人の名前を搭載:宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構は12月6日、平成19年夏に打ち上げる月周回衛星「SELENE(セレーネ)」に100万人の名前とメッセージを載せるキャンペーンを実施すると発表した。
 「セレーネ」は、月全域の元素分布、鉱物分布、地形や表層の構造などを観測する我が国初の本格的月探査衛星で、月の起源や進化の解明が進むと期待されている。「あなたの名前とメッセージを月へ届けます」というこのキャンペーンは、アルミニウムを蒸着した縦16cm、横28cmのプラスチック・フィルム4枚に約100万人の名前と短いメッセージを微細な文字で刻み、これを「セレーネ」に取付けて打ち上げようというもの。
 名前とメッセージの募集は、国内だけでなく広く世界中から受け付ける。応募文字数は、名前とメッセージ合わせて日本語の場合30文字以内、英語で60文字以内。募集期間は、平成19年1月31日まで。

 応募と問い合わせは、http://www.jaxa.jp/pr/event/selene/index_j.htmlへ。