（独）建築研究所は9月17日、今年度2回目の「住宅・建築物省CO₂先導事業」の募集を行なうと発表した。
　この事業は、家庭や業務部門のCO₂（炭酸ガス）排出量が増加傾向にあることから、省CO₂のリーディング・プロジェクトになる住宅・建築物を広く一般から公募し、費用の一部を補助しようというもの。
　今回募集するのは、[1]街区や複数の建築物のエネルギー融通、街づくりとしての取り組み[2]非常時のエネルギー自立にも対応した取り組み[3]被災地の省CO₂の推進と、震災復興になる取り組み[4]その他の先導的省CO₂技術の導入・普及の取り組みのいずれか、またはそれらの組み合わせによるプロジェクト。
　対象になる事業は、（1）住宅、建築物（オフィスビルなど）の新築（2）既存の住宅・建築物の改修（3）省CO₂のマネジメント・システムの整備（3）省CO₂に関する技術の検証。
　選定は、学識経験者からなる「住宅・建築物省CO₂先導事業評価委員会」の評価結果を踏まえ、国土交通省が決定する。
　応募の締め切りは、10月25日（同日消印有効）。

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