中央農研が市民講座「畑土壌のリン酸・窒素肥沃度を簡単に測る」

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構の中央農業総合研究センターは10月12日午前9時30分~同10時30分、つくば市(茨城)観音台の「食と農の科学館(つくばリサーチギャラリー)」で市民講座「畑土壌のリン酸・窒素肥沃度を簡単に測る」を開く。講師は、同研究センター土壌肥料研究領域の金澤健二主任研究員。作物の養分の一つであるリン酸は、土壌に固定されやすいことから集約的な園芸作物などの圃場(ほじょう)には過剰に蓄積されてしまっていることが少なくない。また、窒素も必要以上に増えると供給の調節が難しくなる。こうした土壌養分の状況を把握して肥料や堆肥を施すことが、栽培や環境、コストなどの面から必要となる。この市民講座では、こうした土壌養分を生産者が自宅で簡単にできる簡易判定法を紹介する。定員70人。事前申し込み不要。問い合わせは、同研究センター情報広報課(090-2460-0423)へ。