欧米の宇宙飛行士、東日本大震災復興願い宇宙で折鶴作る

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月28日、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在している米欧露の宇宙飛行士が東日本大震災の被災者に向けてお見舞いと復興への願いを込めて折鶴を作り、その折鶴がISSにドッキングしているJAXAの宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV-2)に取り付けられたと発表した。
 折鶴を折ったのは、NASA(米航空宇宙局)のキャスリン・コールマン宇宙飛行士、ESA(欧州宇宙機関)のパオロ・ネスポリ宇宙飛行士、ロシアのドミトリー・コンドラティエフ宇宙飛行士の3人(写真)
 共にISS第26・27次長期滞在クルーのメンバーで、ネスポリ宇宙飛行士は、JAXAを通じ「小さい折鶴を作りました。世界中で未来への希望を込めた何百万もの鶴が折られていることでしょう。日本が不運な状況から早く抜け出して今までのような輝きを取り戻すことを願っています」とのコメントを被災者に向け寄せてきた。
 3人の心を込めた折鶴を載せた「こうのとり」2号機は、その後ISSを離脱し、地球を取り巻いている大気圏に再突入し任務を終えた。

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