生物研が第7回公開シンポジウム「カイコ産業の未来」

 (独)農業生物資源研究所は平成27年1月16日午後1時から、東京・上野公園(台東区)の国立科学博物館で第7回公開シンポジウム「カイコ産業の未来~遺伝子組換えカイコによる産業革命を目指して~」を開催する。遺伝子組換えカイコの研究は、いまや医薬品関連の有用タンパク質や高機能シルクの開発など様々な技術革新をもたらした。このシンポジウムでは、こうした遺伝子組換えカイコに関する技術開発の現状と実用化向けた取組み、今後の展望など、カイコの研究と応用の最先端を紹介する。プログラムは、▽基調講演「カイコの進化、研究の進化、そして産業の進化」(嶋田透東京大学大学院教授)、▽特別講演「農業技術で現場を変える。農業技術で現場が変わる。」(寺田博幹農水省農林水産技術会議事務局研究開発官)のほか、▽「群馬県の取り組み:富岡製糸場の世界遺産から組換えカイコによる”新蚕業”育成まで」(群馬県蚕糸技術センター)、▽「カイコが拓く新しい工学技術」(東京大学先端科学技術研究センター)、など5本の一般講演が行われる。参加は無料。申込用紙(http://www.nias.affrc.go.jp/sympo/kaikosangyo2015/から)に記載のうえ、Eメール、またはFAX(029-838-8465)で申し込み。締め切りは、1月8日。問い合わせは、同研究所 遺伝子組換え研究推進室(TEL 029-838-7431)へ。