生物研が創業30周年記念シンポジウム

 (独)農業生物資源研究所は、10月16日午前10時から東京・外神田(千代田区)の秋葉原UDXで同研究所創立30周年記念シンポジウム「最新アグリバイオテクノロジーが拓く新たな世界―期待される食・農・新産業への貢献―」を開催する。主なプログラムは、「農業植物基礎研究が目指すべきフロンティアとは」(東京農業大学・佐々木卓治教授)、「ゲノム研究が切り開く次世代の昆虫科学と農学」(東京大学・嶋田透教授)、「アグリバイオが開く、未来」(日経BP社・宮田満特命編集委員)のテーマで3氏が基調講演を行う。続いて「食と農の明日を拓く」をテーマに、農業生物のゲノム研究―基盤から応用へ―▽作物近縁野生種遺伝資源の多様性と活用▽ゲノム情報を活用した新しいイネ育種素材の開発▽栽培環境変動データからイネの遺伝子発現を予測する!―遺伝子発現を指標にした生育予測を目指して―など、6研究員が研究成果を発表する。「新産業を拓く」のテーマでは、生物機能を活用して新しい農業を拓く▽スギ花粉症治療米研究の現状と今後の展開▽遺伝子組換えカイコで新産業を拓く▽医療用遺伝子組換えブタの開発、など3研究員が講演。総合討論が行われる。また、参加希望者による意見交換会(会費5,000円)も。参加は無料。定員は250人。申し込みは、申込書Eメールか、FAX(029-838-8465)で。締め切りは9月27日(定員になり次第終了)。問い合わせは、生物研広報室(TEL029-838-8469)へ。