国立科学博物館筑波実験植物園が「クレマチス園」を公開

 (独)国立科学博物館筑波実験植物園は、5月3日からつくば市(茨城)の同園内にある「クレマチス園」の特別公開を行っている。
 クレマチスは、キンポウゲ科センニンソウ属に分類される植物の総称で、日本では、クサボタン、カザグルマ、ハンショウヅルなどの変種を含めて31種類が生育する。
 クレマチスは、世界各地の野生種をもとに数多くの園芸種が作られてきており、同園は、日本有数のクレマチス観賞展示会場。カザグルマをはじめ約230系統、同1,200株の色とりどりのクレマチスが、原種とその園芸種ごとに植えられている。園内では、野生種と園芸種の関係について解説するパネル展示や写真展示が行われているほか、5月20日午後1時30分からは、「クレマチスに見る適応放散」のテーマでセミナーも開かれる。
 6月10日までの期間中、クレマチスの苗や季節の植物の販売も行われている。
 開園時間は、午前9時~午後5時(入園は午後4時半)。月曜日は、休園。入園料は、一般・大学生300円(高校生以下と65歳以上は無料)。20人以上の団体は、一人200円。