(独)農業・食品産業技術総合研究機構は11月14日、(株)クボタと共同で特許出願しているたい肥化施設の品質管理制御システム技術に関し(有)マイコム(石川県加賀市)と特許権などの実施許諾契約を結んだと発表した。
たい肥化処理は、家畜の排せつ物などを有機肥料に変える処理のこと。これまでのたい肥化施設は、一定期間経つとたい肥材料が強制的に排出されるため品質不良のたい肥ができてしまう恐れがあった。今回契約を結んだ技術は、たい肥材料の臭気や温度、通気量などを連続的に観測出来ることなどが特徴。たい肥化の進み具合を把握しながら必要な区画だけを抽出して攪拌するため、生産コストや労力の低減につながり、良質なたい肥作りが可能になる。
No.2006-2
2006年11月13日~2006年11月19日