相模原市で「宇宙学校」と「宇宙科学講演と映画の会」

 (国)宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所は、4月29日午前9時30分~同11時30分、相模原市(神奈川)南区の相模女子大学グリーンホールで、「宇宙学校・さがみはら」を、午後1時~同4時、同ホールで「第35回宇宙科学講演と映画の会」を開催する。「宇宙学校」は、子供たちに宇宙科学への理解を深めてもらうことを目的に行なわれるもので、授業形式で研究分野を分かりやすく説明する。小中学生を対象とした内容だが、誰でも参加できる。金星探査機「あかつき」プロジェクトチーム担当者が「多重人格の金星ちゃん、その顔・顔・顔…」を、小惑星探査機「はやぶさ2」プロジェクトチーム担当者が「イオンエンジン全力運転!宇宙船はやぶさ2」のテーマで解説する。

 午後1時からの「第35回宇宙科学講演と映画の会」は、中学生以上を対象とした内容だが、参加は自由で、▽「西暦2016年、強化型イプシロン発進!」(森田泰弘・イプシロンロケットプロジェクトマネージャ)▽「太陽系大航海時代の訪れ」(川口淳一郎・元小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクトマネージャ)▽「『あかつき』との15年」(中村正人・金星探査機「あかつき」プロジェクトマネージャ)などの講演が行われる。映画は、約20分の短編ドキュメンタリー「金星探査機『あかつき』挑戦の道のり」(仮題)が初上映される。宇宙学校も講演会も参加は無料でいずれも定員1,000人。事前申し込みは不要で、当日直接会場へ。問い合わせは、JAXA宇宙科学研究所広報係(TEL042-759-8008)へ。