国土交通省の国土技術政策総合研究所は2月28日、ソーシャルメディア上の「つぶやき情報」を利用して土砂災害の発生を検知する手法の研究を、同研究所と共同で行う共同研究者を募集すると発表した。
自然災害による犠牲者の約4割は土砂災害による。このため、住民が自ら危険性を判断し行動できるよう防災情報の収集・発信の改善と高度化が求められている。
今回の共同研究は、「ソーシャルメディア分析によるリアルタイム災害発生情報検知手法の確立に関する研究」といい、住民などが発するソーシャルメディア上のつぶやき情報を利用して土砂災害の発生を検知する手法の実用化に向けた研究を行おうというもの。
募集するのは、①「ソーシャルメディア分析による土砂災害の発生検知手法の検証」、②「ソーシャルメディア分析による土砂災害の発生検知手法の適用可否条件等の整理」、の2テーマの共同研究者。いずれも平成26年度、同27年度の2年間かけて実施する。
募集は3月31日まで。応募に関する詳細は、同研究所のホームページに。
共同研究の研究内容についての問い合わせは、同研究所危機管理技術研究センター 砂防研究室(TEL029-864-4372)へ。共同研究の手続きについての問い合わせは、同研究所企画課(TEL029-864-4326)へ。
No.2014-8
2014年2月24日~2014年3月2日