仏の官民2機関と「国際共同研究ユニット」を設置
:物質・材料研究機構(2014年10月27日発表)

 (独)物質・材料研究機構(NIMS)は10月27日、フランスの国立科学研究センター(CNRS)、サンゴバン社と共同で、つくば市(茨城)の同機構内に「国際共同研究ユニット(略称:UMI-LINK)」を設置、研究開発活動を開始したと発表した。

 CNRSは、過去に20人のノーベル賞受賞者を輩出している1939年設立の公的研究機関。一方、サンゴバン社は、建築材料や高機能材料の開発から製造・販売までを手がける住環境の世界のリーディング・カンパニーの一つ。

 物材機構は、これまでもCNRS、サンゴバン社とそれぞれ2者間の共同研究・開発は行っており、サンゴバン社とは「NIMS-サンゴバン先端材料研究センター」をつくば市の同機構内に設置して、既に5年以上にわたり共同研究を行っている。

 それを3者間に拡げて物質・材料の研究・開発をさらに加速しようと今回のUMI-LINKの設置となったもの。UMI-LINKでは、新しいナノ構造を持った物質の物理的・化学的な性質の解明を進めるとともに、そのナノ構造を産業分野に活用するための応用研究に取り組む。

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