若田さんが宇宙から帰還後初の記者会見
:宇宙航空研究開発機構(2014年5月29日発表)

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記者会見を行う若田宇宙飛行士(提供:JAXA)

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5月29日、国際宇宙ステーション(ISS)から帰還後、米国テキサス州のヒューストンに滞在している若田光一宇宙飛行士が日本時間の5月28日午後、同機構のヒューストン駐在員事務所で帰還後初めての記者会見を行ったと発表した。

 若田宇宙飛行士は今年の3月、地球を周回するISSのコマンダー(船長)に就任し、米国とロシアの5人の飛行士を率いて約2カ月間の任務にあたり、5月14日、地球に帰還。現在は、米国航空宇宙局(NASA)のジョンソン宇宙センター(ヒューストン)で医療検査やリハビリテーションに入っている。

 会見の模様は、同機構の東京事務所にも中継された。会見では、まず「このたび、約半年間にわたるISS長期滞在を無事完了し、地球に戻って参りました」と挨拶、ISSから見た東日本大震災からの復興の様子について触れ、「東北地方の夜は、力強い街の明かりがとても印象的で、自分自身の励みにもなった」と語った。

 質疑応答では、コマンダーとして任務を全うした今の感想や、若田宇宙飛行士に続くコマンダーを日本から輩出するために必要なこと、今回の長期滞在の成果などについての質問が寄せられ、今後については、「生涯現役で頑張りたい」と語った。

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