農研機構が「田畑転換と地力」でシンポジウム

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)の東北農業研究センターは11月20日午前10時~午後5時15分、東京・西ヶ原(北区)の滝野川会館でシンポジウム「田畑転換と地力―今、水田土壌で何がおこっているか…それを克服するためには―」を開催する。水稲の生産調整が始まって40年、水田の畑転換や田畑輪換が進んできた。一方で水田土壌の地力の低下傾向がいわれ始めている。このシンポジウムでは、田畑転換による水田土壌の地力低下の実態と地域や作物に適した対応策についての情報共有、土壌管理などを通じた作物の持続的生産を目指す。主なプログラムは、基調講演「日本農業の生命線『水田農業(田畑輪換)』の危機」に続き、「寒冷地水田における田畑輪換に伴う土壌肥沃度の変化とその対策」、「暖地水田における田畑輪換に伴う土壌肥沃度の変化とその対策」、「田畑輪換における作物生産力の変遷と栽培技術」、「田畑輪換における大豆の生産性と栽培技術」、「田畑輪換における水稲の生産性と栽培技術」などの講演が行われる。参加は無料。事前登録制で、参加申込書(http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2013/08/048413.htmlから)に記入後Eメールか、FAX(019-643-3460)で送付。定員は200人、先着順。問い合わせは、同研究センター(TEL019-643-3460)へ。