[編集発行] (公財)つくば科学万博記念財団 [協力] 科学技術振興機構(JST)・文科省研究交流センター

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『混沌(カオス)を生きる』デジタルの日イベント「デジタルは『ちょうどいい道具』になれるのか ~個人データと自己の関係~」サマリーレポート

(2022年1月01日)

 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター(RISTEX)およびアカデミーヒルズ共催で行われてきたオンライントークイベント『混沌(カオス)を生きる』シリーズ。パンデミックや頻発する自然災害の脅威など、さまざまな生活環境の「混沌(カオス)」に目を向け、社会課題に取り組むテック系起業家らとともに、多様な分野の識者を交えて議論をしてきた。2021年10月10日には、『混沌(カオス)を生きる』<デジタルの日イベント>「デジタルは『ちょうどいい道具』になれるのか ~個人データと自己の関係~」が開催された。

 “人とテクノロジーの「ちょうどいい」関係”をテーマに、まずは4人の専門家たちが、それぞれのフィールドからテーマに基づく発表を行い、続くディスカッションは、「テクノロジーを道具と捉えるか否か」「人間中心主義の視点でテクノロジーとどうつき合うべきか」といった、ここまでのプレゼンテーションから顕在化した議題を元に進行。その後も議論は白熱。人間がデジタルを「ちょうどいい道具」にしていくために必要なことを探る、示唆に富んだトークセッションが繰り広げられた。

 

 なお、本イベントではその後、第二部として『デジタルペルソナから「ちょうどいい道具」とはなにかを考える』というテーマに基づくワークショップも実施。慶應義塾大学総合政策学部 教授 國領二郎氏(JST-RISTEX「人と情報のエコシステム(HITE)」研究開発領域 領域総括)による導入講演後、東京大学空間情報科学研究センター 教授 柴崎亮介氏、東京大学大学院情報理工学系研究科 教授 橋田浩一氏による体験型の講義が行われた。

 

 本イベントの開催レポート全文はJST-RISTEX「人と情報のエコシステム(HITE)」研究開発領域のウェブサイトに掲載されています。

 

開催レポート全文はこちら

 

関連リンク

・「人と情報のエコシステム(HITE)」研究開発領域(https://www.jst.go.jp/ristex/hite/

・RISTEX(https://www.jst.go.jp/ristex

山下 達也(やました・たつや)
※科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)から
 の依頼に基づき、取材・執筆を行いました。