国土面積は37万7,970.75km2で1.53km2減少
:国土地理院(2016年1月31日発表)

 国土交通省の国土地理院は2月24日、平成27年10月1日時点の国土面積と都道府県、市区町村の面積を発表した。

 発表によると、国土面積は、37万7,970.75km2で、平成26年より1.53km2減少した。これは地図データを大きな縮尺に変更したことによるもの。電子基本図のデータを大きな縮尺に変更すると、海岸の突起部や岩礁などがより詳細に描かれることで面積が減ることがあるという。国土面積の減少は、昭和47年、昭和63年以来。

 都道府県別では、静岡県の減少が最も大きく1.28km2の減少、続いて鹿児島県(1.16km2減)、徳島県(0.28km2減)、長崎県(0.23km2減)となっている。一方、山梨県や青森県、大阪府などでは増加した。市区町村別では、大きい市区町村、小さい市区町村ともにベスト20位では、吉富町(福岡県)が0.01km2減少したほかは増減はなく、それぞれ順位の変更もなかった。

 国土面積の公表は、明治15年(1882年)から行われており、昭和35年(1960年)からは、国土地理院が毎年公表し、人口密度の算出や地方交付税算定などに利用されている。

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