中央農研が市民講座「水田作―少ないリン酸肥料で作物生産」

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構の中央農業総合研究センターは7月12日午前9時30分~同10時30分、つくば市(茨城)観音台の「食と農の科学館(つくばリサーチギャラリー)」で市民講座「水田作―少ないリン酸肥料で作物生産」を開催する。講師は、同研究センター土壌肥料研究領域の新良(にら)力也上席研究員。リン酸は作物が生育するためには必要な肥料。リン酸肥料の価格高騰は生産コスト上昇につながる。このためリン酸を使った肥料は、効率のよい利用の仕方が求められている。水田では、水をためることで、リン酸分が土壌からイネに働きやすくやすくなる。このメカニズムとリン酸肥料を節約したコメ生産の指針を策定した研究を紹介する。参加は無料。定員は約70人。事前予約は不要。問い合わせは、同研究センター情報広報課(TEL090-2460-0423)へ。