研究員が日本地震工学会の「論文奨励賞」を受賞
:防災科学技術研究所(2014年5月28日発表)

 (独)防災科学技術研究所は5月28日、同研究所災害リスク研究ユニットの岩城麻子研究員が日本地震工学会の2013年度「論文奨励賞」を受賞したと発表した。

 同工学会の論文集に連名で発表した研究論文「低周波数地震動の情報を用いた高周波数地震動合成の試み―関東地域における検討」(第13巻第4号、2013年8月掲載)が評価された。

 広帯域の地震動計算には、現在「ハイブリッド合成法」と呼ばれる手法が広く使われている。受賞論文は、そのハイブリッド合成法に問題点があることを指摘した上で、低周波数地震動の持つ情報を利用して高周波数地震動を推定する新しい計算方法を提案したもので、同工学会は、「新規性および有用性に加え、今後の発展性も大いに期待される」としている。

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