[編集発行] (公財)つくば科学万博記念財団 [協力] 科学技術振興機構(JST)・文科省研究交流センター

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第19回全国ジュニア発明展で39作品入賞―「くつ自動かんそう機」と「作図ラクラクコンパス」に最優秀賞:つくば科学万博記念財団

(2017年10月20日発表)

展示会の様子 ©つくば科学万博記念財団

 (公財)つくば科学万博記念財団は1020日、第19回全国ジュニア発明展の入賞作品39点を発表した。最優秀賞(文部科学大臣賞)には小学生部門で小瀧陽翔(こたき はると)さん(6年生)の「くつ自動かんそう機 ひまわり2号」が、中学生部門では相生康博(あいおい やすひろ)さん(3年生)の「作図ラクラクコンパス」が選ばれた。つくばエキスポセンター(茨城県つくば市)で1118日(土)に表彰式を、また1119日(日)まで展示会を開いている。

 全国ジュニア発明展は、アイデアを形にするというプロセスを通じて子供たちの創造性を高めることを目的に全国の小中学生を対象に毎年開催、今年は昨年を上回る9,693点の応募があった。このうち一次審査を通過した206点の中から、漫画家の松本零士(まつもと れいじ)氏が委員長を務める発明作品審査会が入賞作を決めた。

 小学生部門で最優秀賞となった小瀧さんの「くつ自動かんそう機 ひまわり2号」は、傘を利用した集光器で効率よく靴を天日干しできる装置。太陽位置センサーで太陽を自動追尾し靴をいつでも太陽の方角に向けるほか、雨が降ると雨センサーで自動的に傘を立ち上げて靴が濡れないように工夫した点などが評価された。

 中学生部門の相生さんは、コンパスの柄に巻き尺をセットして描きたい円の半径を素早く決められる「作図ラクラクコンパス」を発明した。既存のものをただ合体させただけでなく、使う人の苦労と利便性を追求した点が受賞作に選ばれたポイントになった。

 審査委員長の松本さんは、今年の応募作品について「こども達の気遣いや、やさしさにあふれた作品が多く、感動した」と話している。