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全国ジュニア発明展入賞作品決まる:つくば科学万博記念財団

(2016年10月21日発表)

第18回全国ジュニア発明展 作品展示会の様子
©(公財)つくば科学万博記念財団

 (公財)つくば科学万博記念財団は10月21日、第18回全国ジュニア発明展の入賞作品45点を発表した。

 子どもたちの理科離れを解消するとともに、産業につながるモノづくりを育み、子どもたちのアイデアを形にするプロセスを通して創造性を高めることを目的に、全国の小中学生を対象に毎年開催している。今回は9,187点の応募があり、一次審査を通過した中から211点の発明作品について漫画家の松本零士発明作品審査会委員長を中心に入賞作品を選んだ。

 今年は熊本の大震災や大型台風などの自然災害が多かっただけに、作品にも非常時に身を守る防災頭巾や避難具の発明が目立った。また、家庭で母親が炊事や洗濯で苦労している姿をみて、それを手助けし解決しようとする優しい心遣いの発明がたくさん集まった。

 表彰式は11月19日、つくばエキスポセンター(茨城県つくば市)で行われる。

 作品の展示会は、つくばエキスポセンター(10月22日〜11月20日)、きっづ光科学館ふぉとん(京都府木津川市、12月3日〜23日)、板橋区立教育科学館(東京都、平成29年1月21日〜2月12日)、夢と学びの科学体験館(愛知県刈谷市、2月25日〜3月12日を巡回する。

 最優秀作品(文部科学大臣賞)に決まったのは、小学生部門の今泉愛子さん(つくば市立輝翔学園谷田部小学校4年生)の「上でも下でも出るスプレー」と、中学生部門の野々山瑞紀さん(愛知県愛知教育大学付属岡崎中学校1年生)の「雨降り丸わかり機」。

 今泉さんは、植木鉢に水や肥料をかける時、スプレー容器を下向きにしても横向きにしても、容器の中の液体が出るように工夫した。容器の中のチューブを二股にして、上向きでも下向きでもどちらかのチューブが液体に浸かるように液を吸い出すことができるアイデアが光った。

 野々山さんは、太陽電池を応用して外の天気がわかるようにした。晴れと曇り、雨で発電量が違うためにライトの明るさで外の天気を知る仕組み。雨と曇りでは発電量が似ていてハッキリと区別がつけにくいため、雨音を受けてスピーカーの拡大音で天気を知らせる工夫のユニークさが光った。